女木島5・小豆島2

瀬戸内国際芸術祭の春会期が終わり、夏会期が始まりました。春会期中に行ったにもかかわらず、書いていなかった二つの島の事を書きます。

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春会期最終日前日、ちょっとだけですが女木島に行きました。
行きのフェリーは満員状態で、中には座ることができず。外階段のあたりに立って到着を待ったのですが、強風と疲れで気分が悪くなり、男木島に到着した頃にはヘロヘロに。もともと男木島・女木島の二つをめぐる予定だったのですが、急遽予定を変更して、下船後すぐに帰りのチケットを購入して、乗ってきた船にもう一度乗船。女木島一本槍で行くことにしました。
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女木島で面白かったのは「平尾成志×瀬ト内工芸ズ。」「カオス*ラウンジ」です。というか人の多さにやられてあんまり記憶ありません。港近くのインフォメーションセンターみたいなところに入ったら頭から血を流して号泣している女児がいて、なんとも言えない気持ちになりました。

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春会期の最終日は小豆島へ。前日の女木島も強風でしたが、この日はそれを上回る強風。
3年前に訪れた際は、バスを乗り継ぎまくってしんどい思いをした記憶があるので、今回は自家用車で行きました。車を持ち込むとお金はかかりますが驚くほど鑑賞が楽になります。

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土庄港に着いてすぐ、すべての作品をぶっ飛ばして、一番人気だと聞いていた「Shodoshima Gelato Recipes Project by カタチラボ」へ。近くの駐車場に車を止めると、地元のお母さんらしき人に出会い、お接待を受けました。暖かいお茶と黄色い羊羹をもらい、少し立ち話。「土庄港からここまで何も見ずにやってきた」旨を伝えると「あの辺にも色々作品があるみたいだけどねえ」と不思議がられました。突風に煽られて、テントの中に置かれた紙コップやフライヤーが次々飛んでいました。

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で、Shodoshima Gelato Recipes Project by カタチラボ。米倉を改装して作ったという建物が渋い。空間デザインはgrafです。夏に小豆島を再訪する予定なのですが、夏には恐ろしく混みそうだったので、空いているうちに、と思い行ったのですが、開店直後に訪問しなくてもよかったかもしれません。店内では、男女スタッフがヘラでジェラートを伸ばしていました。

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僕ははったい粉とオリーブのアイスを食べましたが、お爺さんの普段着みたいな色味になり、自然と写真もピンボケしました。

写真撮ってませんが、三都半島のククリヒメノソノが良かったです。昔の掛け軸や絵を消しゴムで消して、その色のついた消しカスで図像を立体化させる作品。手前にある完成形のカス像も素晴らしかったですが、その像のバックに消しゴムをかけた後の絵を展示しているのがニクいです。古民家で展示しているのですが、室内は当時のままにしてあるのか、いろいろ古いものが残っていました。展示室をつなぐ女の子の部屋が、ちびまる子ちゃんに出てくる部屋みたいで良かったです。

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いくつか作品を見ましたが、小豆島、あまり気持ちが乗りませんでした…。強風にやる気が吹き飛ばされたような気分です。