犬島 – 岡山

瀬戸内国際芸術祭2013、毎度満喫させてもらってます。
この日は犬島へ行きました。

犬島へは岡山市の宝伝港から向かいます。
自宅から宝伝港までは車で約1時間。道中、「たばこ」「まんまえ」という文字が大量に書かれたコンビニがあって、どんな人が経営しているのか気になりました。
↓今回は立ち寄りませんでしたが、場所はここです。


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11時犬島着。周りの人の流れに合わせて犬島精錬所美術館へ。何度か訪れたことのある美術館ですが、三分一博志建築構想展見た後だったので空気の流れをより感じることができました。建築構想展で公開されていたシャボン玉を使った映像が非常にわかりやすかったので、犬島内でも公開すれば良いのにと思いました。どこかでしてるのかもしれませんが。

4年前に犬島に訪れた際に家プロジェクトの案内をしてくれたおばあちゃんが、まだまだ現役だったのが嬉しかったです。喋りに磨きがかかってました。思えば4年前、おばあちゃんに色々教えて貰いすぎた為に帰りの船に乗り損ねた素敵な思い出があります。

家プロジェクトも鑑賞。「C邸/The Master and the Slave:Inujima Monogatari」が面白かったです。石切と野球は相性が良いという事を初めて知りました。出口そばの外壁に素敵なオチもついてます。

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犬島は作品が密集しているのであっという間に鑑賞終了。足を伸ばして島の東にあるキャンプ場も見ましたが、それでも時間が余ったため、13時に船に乗って宝伝港に到着。

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犬島滞在時間が思いのほか短かったので、岡山県立美術館中原浩大「自己模倣」展を鑑賞。出身地である岡山で開催された回顧展ですね。倉庫の火災によって消失してしまった作品を再作成した作品も展示されています。順路のない、だだっ広い空間に作品が点在していました。年配のグループが「こんなんやったらわしらの孫でも作れるわwwwwwwww」と大声で喋っていたのが気になりました。連れ合いや知人からウケを取りたい気持ちはわからないでもないですが、TPOって言葉を知らねえのかなーと思いました。ちなみに「わしらの孫でも作れるわwwwwwwww」と言っていた作品は「真っ赤なレゴブロックを組んで作った小さな人形(タイトル失念)」で、キャプションを見たら中原さんは3年以上かけてそれを作ってました。

図録も買いました。2500円。巨大なボール箱の中にバラバラなサイズの小冊子が詰め込まれてます。見本を見た時に「edition nordが作ったような図録だな」と思って調べたらedition nordの仕事でした。足りない冊子が後日郵送されるというのも素敵です。11月頃届くそうですが、届かなくてもいつまでも待ってます。

展覧会を見終わってもまだまだ時間が余ってたので、行きたかった「古本 ながいひる」さんへ。落ち着く空間です。探していた本「微妙ハンター(ラーメンズ)」が見つかって大満足。気になるけど買えなかった本も多数あったので近いうちにまた行きたいです。空っぽの財布を片手に「腹ふり」を聴きながら帰宅。朝・昼と何も食べていなかったからか、路上の鉄板が赤魚の皮に見えました。

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