わかば展 in 津山について

「青少年教育マガジンわかば展 in 津山」終了しました。

10/2-31に岡山県津山市の「マチノキチギャラリー/喫茶曲がり」にて開催となった、ヘンゼル・ワシントンの初展示。展示に来てくれた皆様と各種宣伝を見てくれた皆様、ありがとうございました。

昨年末に「古本たかつか」さんにお会いした際に「津山でイベントをやっている場所があるんですが、展示とかいかがですか?」とお誘いがあり、今年の4月に正式にご依頼をいただきました。ユニットでやってるわかばの展示ならお受けできるかも……と思い加瀬野さんに相談してみたところ「近所のシュロの木から黄色いよくわからない物が出てるので、それをお茶にしてみたい」というよくわからない返信が来たので、多分大丈夫だと思いユニット名義で展示をさせていただくことになりました。

展示は2つの部屋に分かれていました。入口すぐの【展示室】には「青少年教育マガジンわかば」の創刊号から最新作までのバックナンバーを並べました。平面・立体作品は全て加瀬野さんによるものです。
自分は展示用・販売用のバックナンバーの製本と年表の制作を担当しました。

【展示室】の奥には喫茶スペースがあり、そのさらに奥に「天井の低い部屋」があるのですが、そこを【資料室】と称して、ユニットに関係する物、自宅のプリンターや各種文具、各々の私物、会場に置いてあった物をごちゃ混ぜに配置しました。

プリンター周りの紙ゴミは会期中に何度か追加しました
minneで購入したエッチな木の根
メトロン星人
バスロマン
トイレにも作品を展示させていただきました

「会場周辺の写真だけで構成した新刊『津山号』を作り、津山を見て回って掲載写真の元ネタを見てもらう」というアイデアは割と早い段階で生まれました。そのためには読者の方が迷わず巡れるように地図を作らないといけないので、専用のマイマップをGoogleMAPで作り、撮影スポットにピンを立てて撮影写真を添付する形で記録していきました。7〜8月に集中的に津山を訪れ、会場周辺のあらゆる道を歩き回り、①私有地等に入らず路上から見ることができる物②なるべく形が変わらず存在し続けるであろう物、を念頭に置いて撮影していきました。小さなものも見逃さないようあらゆる物を写真に収めましたが、活動最初期に感じていた「考え方次第で何でも面白く見えてくる」ということを思い出せたのが良かったです。最終的に18箇所のスポットを掲載することに決め、それを元に地図を描き起こしました。ボツになったスポットは43箇所あります。

グレーのピンがボツになったスポット。良かったら探してみてください
来場特典の「津山号・白」

展示の来場特典として、新刊「津山号」の全ページが白紙になった「津山号・白」を無料でプレゼントしました。もれなく全員に行き渡るように60冊用意しようと計画を立て、なるべくバタバタしないよう予定を進めていたのですが、新刊「津山号」の発行日が、展示最終日→展示初日に急遽変更となり、結局前夜まで慌ただしく作業する羽目になりました。搬入日の早朝に津山に前乗りして路上の印刷物を拾い集め、コンビニの駐車場で付録の封入作業をやった気もしますが、搬入前のことは思い出すと辛くなるのでやめましょう。
新刊の「津山号」は展示会期の前半で15冊が全て売り切れ、来場特典の「津山号・白」は会期中に増刷した40冊を含めた100冊が皆様の手元に渡ったそうです。入手してくれた皆様、ありがとうございました。

1冊限定で販売した「津山号・黒」
展示フライヤー
看板

展示期間とその前後は「マチノキチギャラリー/喫茶曲がり」の皆様にお世話になりました。
特に古本たかつかさんには、展示前後のフォローだけでなく、作品以外の各種印刷物等(フライヤー・年表・地図・看板)の準備までしていただきました。夜になって、会場の前に置かれた看板が光って「青少年」を主張しているのを見てグッときました。ありがとうございました。

余談ですが、会場の窓に貼ってあった「ライフビジン」は自分が唯一関与した作品です。数年前に岡山駅の西口を散歩していたときに発見した、上の写真の光景を再現しました。(写真は「サフラン号」にも掲載)。設営後、加瀬野さんと「コレわかってくれる人どのぐらい居ますかね」「ま〜0人でしょうね」と話したのを覚えています。

展示期間中、岡山駅の西口に行く機会があったので現地に行ってみたのですが、キレイに直っていました。