大阪に行きました。
難波にあるライブスペース「ベアーズ」にて、7月4日に開催されたodd eyesとKK mangaによる2マンライブを観ました。
今年の7月31日をもって、難波ビルB1での営業を終了することが決まっているベアーズ。その営業終了を知ったのは昨年秋のDommuneのベアーズ特集でした。当日、どうしても休めない職場のイベントがあったため現地参加はおろか放送を観ることもできず、周りの誰とも馴染めないイベントで時間を持て余した挙句にスマホで開いたSNSのタイムラインでその情報を知ることに。それでイベント終了〜2次会開始のタイミングで誰にも何も言わずにいち早く脱出して、近くの歯医者の駐車場でスマホを横向きにして視聴を始めると、すでにトークパートは終わっていてライブが始まっていたので、駐車場でよく見かけるオレンジ色のアーチ状の鉄パイプ(わかりますか?)に体をもたれかけて、その体勢のまましばらく観てました。
自分がベアーズを初めて訪れたのは、2018年に行われたギューンカセットの25周年記念ライブ。ベアーズの現オーナーである山本精一さんのバンド「羅針盤」の初期メンバーが集まって、羅針盤の初期楽曲を演奏するというライブイベントでした。いま当時の日記を見返すと「ベアーズからの行列が東に伸びて、信号を渡って高架下まで伸びていた」という文章が目に入り、当時の記憶が一気に蘇ってきました。確かに高架下の最後尾に並んだのを覚えています。そしてライブはほとんど何も見えなかった…。
その後もベアーズには何度か足を運びました。以前から気になっていたアーティストがライブをやる時はそれをきっかけに訪れたりして、その対バンで初めて知って好きになったアーティストの方々もたくさんいます。毎回、新鮮な体験をさせてもらったり新たな知見を得たりしていました。

前置きが長くなりましたがここから当日(7/4)の話です。
この日はあいにくの雨。前夜の飲酒もあってかヘロヘロの状態で外出の用意が整わず、昼過ぎにやっと自宅を抜け出して大阪へ。梅田のアーケードをふらついてから夕方ごろに難波へ到着。しかし開場まではあと1時間半程あります。雨さえ降らなければな〜と思いながら歩いて時間を潰そうとしたのですが、雨足が酷くなってどうにも進めなくなり、近くにあった某回転寿司屋のカウンター席で休憩。変な時間帯だったからか殆ど誰もいなくて、意外と居心地がよかったです。ついでにお酒を飲んだりして。

18時半になったのでベアーズへ。いつもは中に入ったら一番後ろを陣取るのですが、この日は入場時点でかなり人が多く後ろだと何も見えなそうだったのと、最後だしせっかくだから…ということでやや前の方へ。周りの人の話に耳を傾けるとこの日は100人以上のお客さんが入っていたらしいです。たしかにホワイトボードにしっかり「SOLDOUT」と書いてありました。



客席が満員状態になり、19時を少し過ぎてodd eyesのライブがスタート。odd eyesを観るのは2024年に京都メトロで開催された「Troll Hymn 2」以来でしたが、相変わらず衝撃的で素晴らしかったです。曲の展開が全く読めないから次に何が起きるかわからないし、ずっと巨大な音の塊にぶん殴られ続けているような、普段の生活ではなかなか味わえない感覚。途中で身体が内側からガーっと熱くなり、汗が止まらなくなって身の危険を感じましたが、バンドの持っているとてつもない熱量と対峙しているわけで、そりゃこういう状態にもなるよな…と思いながらダラダラ汗を流してバンドの演奏に必死で対峙していました。
転換の間に「(客席に)人が多すぎるからステージの上から見てもOK」とアナウンスがあり、ここぞとばかりに大勢のお客さんがステージ上へ。「こんなに上がってきたらアカン」というやり取りがあってから、20時過ぎにKK mangaのライブがスタート。
ベアーズで何度もライブを披露してきたKK mangaによる難波ビルB1でのラストライブ、しっかり観ました。同じ人が同じ場所に2回ダイブしてきたり、自分の右前にいた人が面白い踊りをしていたり、お客さん全員が個々のやり方で空間を楽しんでいる感じが漂っていました。ボーカルのハマジさんがMCで語ったベアーズへの想いも強く印象に残ったし、彼らがアンコールをやるという状況も初めての体験でした。
あと今回のライブは演奏される楽曲を純粋に楽しむことができて嬉しかったです。やはり現ベアーズでのラストライブということもあり「しっかり観ておきたい」という気持ちが強かったので、それが叶ったのも有り難かったです。
21時過ぎにライブ終了。この日は宿を取っておらず日帰りの予定だったため、早めにベアーズを出ないと帰ることができません。ただこの日から発売開始になったライブCDはどうしても欲しい!ということで物販へ向かいました。それで列に並んだものの、なかなか進まず時間だけがどんどん経過。そろそろ出ないとヤバいかも、諦めるか…?と心が折れかけた所でCD単体の購入窓口が別で発生し、そちらで無事に買うことができました。メンバーの人に「細かいお金があると嬉しいです」と言われましたが持ってないのでとにかく謝り、急いで外に出て駅へダッシュ。ライブ後の余韻もへったくれもないですね…。ベアーズの外観テントを眺めて何かを想ったりする余裕もありませんでした。


この日観た2マンライブが、今の難波ビルB1のベアーズを訪れるおそらく最後の機会。素晴らしいライブだったのでこれをラストにして本当に良かったです。移転後のベアーズでもまた新たな体験ができるのを楽しみにしています。
