岡山でtofubeatsと長谷川白紙の2マンライブを観ました。
tofubeatsはエビスヤのイベントでよく名前を見ますが、長谷川白紙は割と珍しいのではないでしょうか。
今回のチケットについては正直いつ買ってていつ当選してたのか知らず、メールで急に「開催日が近いからそろそろ発券した方がいいよ」って案内が来てからやっと当選に気づいた感じでした。
建物に到着すると地下の会場へ向かう階段に人々が並んでて、スタッフが「お互いに番号を確認して整列してください」とアナウンスしていました。本当はすでに並んでる人に話しかけて番号をチェックしながら適切な位置に並ぶべきなのですが、行列を見て人見知りが発動してしまい、知らない人と「何番ですか?」とか確認し合って譲り合うのが怖くなって列の最後尾につきました。持っている整理番号的にあり得ない位置です。しかし後から来た人がみんな「何番ですか?」と確認してくるので「○○番ですけど適当に並んでるので前の方行った方が良いですよ」とその都度案内する羽目に。喋りたくないから後ろにいるのにこれでは意味がないのでは…?と思いつつ、RPGで一番最初に出会う村人みたいに同じ案内を繰り返しながら自分の番号が呼ばれるのを待ちました。
入場後、もらったドリンクチケットをビールに交換して飲んでたら後ろから名前を呼ばれたので振り向くと加瀬野さんがいました。引っ越しされてからお会いしてなかったので久しぶりだな~と思いつつ、同行の方がいたので邪魔したら悪いと思い軽く挨拶して会話を切り上げたんですが、少ししたら加瀬野さんが単身ですぐそばに来たので、どうしたんですか?と尋ねたら同行の方が離れた場所で一人でライブを観ることになったのでこっちに来ました、と言われ…。色々な人に気を遣わせてしまい申し訳ない気持ちになりました。俺なんか気にせず一緒に観たかったですよね、わかりやすいとこでビール呑んでてすみません…。
それで一年以上ぶりにヘンゼル・ワシントンが集結したんですが、久々すぎて会話が盛り上がり、お互いの近況報告から最近聴いている音楽の話や今後行くライブの話、最近の個々の活動の話を聞いていたらあっという間に開演時間に。
楽しみにしていた長谷川さんのライブは、フードのついた服を目深に被って顔を隠した当人が、ノートPCで爆音で音源を流しつつ手持ちのハンドマイクでノンストップに歌い続けるというライブでした。流れる音源も原曲とはかけ離れた速いBPMになっていて、ノイズ的な要素が加えられた激しい楽曲となっていました。長谷川さんの存在を初めて知るきっかけになったパソコン音楽クラブの「hikari」にはボサノバ調のアレンジが施されていて面白かったし、個人的に好きな「口の花火」「蕾に雷」「悪魔」「光景」などの楽曲も全て斬新に聴こえました。マイクを持っている手を振るたびにノイズが鳴っているように見え、「手に発振器とか付いてるのかな?」とか思いながら観てましたがよくわかりませんでした。全楽曲が終わった後、マイクで何か喋った後ステージからダッシュで去って行ったんですが、とんでもない音にくらってしまい最後の言葉は何も聞き取れず…。放心状態で拍手しながら「長谷川さんのライブって身体性が高いんだな」と思ってたんですが、後で調べると今回のライブはファンの人もあまり見たことない、かなり特異なライブだったみたいです。うまく説明できないとんでもないパフォーマンスを観た、という記憶だけが残りました。