イベント参加、その後

4/28(日)に「吉備の国で本まつり」に参加しました。

総社芸術祭」の一環として開催されたこのイベント。今年の1月に「451BOOKS」さんのリアル店舗を訪れた際にお誘いいただき、参加させてもらう運びとなりました。自分も加瀬野さんも28日が休みだったこともあり、その場で二つ返事でOKをしたものの、ブース内にテントが必要だったり(二人とも持ってない)、提供されるスペースがやけに広かったり(間が持つのか)など不安しかない状態で当日を迎えました。

古本はいつもより多めに、中ぐらいの段ボール6箱分を持って行きました。これ以上入れると1台で乗り切らなかったので、ちょうど良かったと思います。テントは加瀬野さんがどこかから工面したものを使いました。はじめ「動物柄のやつが借りられそうだ」と聞いてテンションが上がったのですが、何かの都合で無地のものになりました。

8時半に会場入りし、1時間半ほどで設営完了。大きいテーブルに「青少年教育マガジン わかば」と「表紙が素敵な古本」を平置きにし、奥側にサンリオSF文庫とロマン文庫とどんを設置。白い本棚には「最近読んだ本」と「怪しい本」を多めに配置して、残りの本は持参した段ボールに配置して地面に置きました。地面に置かれた段ボールを見る際は必然的にかがむ必要があるので、年配の方に全く優しくないレイアウトになってしまいました。我々のブースの向かいが451BOOKSさんだったのですが、レイアウトに全く無駄がなく、勉強になりました。

岡山のイベントに比べると、お客さんの数は多くありません。かといって閑古鳥というわけでもない、何ともゆるい雰囲気のまま進行しました。年齢層は少し高めで、美大生や学生は思ったよりは少なかったです。
以前にマガザンキョウトで開催されたZINE SONICにて「わかば」をお買い上げくださった方が、イベントに出店していた「古本たかつか」さんのお手伝いをしていて、何度か覗きに来てくださり、その都度わかばを爆買いしてくれたのが嬉しかったです。たかつかさんもわかばを爆買いしてくれた上に、古本のセレクトを褒めてくれたので、あ〜参加して良かった〜ってグニャグニャになりました(古本屋さんに本のことを褒められるとたいへん嬉しくなります)。
あと、当日の模様を撮影してくださったカメラマンの方が、平置きしていた「犬(高橋ジャンボブックス)」という本をしばらく読んだ上で買ってくださいました。表紙ふくめ、使われている写真がメチャクチャ変な本なので、そこをカメラマンの方に汲み取ってもらえたのが嬉しかったです。ちなみにこの本の情報はネットで調べても全く出てきません。

今回、電気グルーヴのライブで買ったツーショットのTシャツを着ていたのですが、多くのお客さんにイジってもらえました。総社には電気グルーヴ好きが多いようです。テーブルの上に「電気グルーヴ×アイデア」というとても良い本と一緒に「コカイン」というタイトルのセクシー小説を置いたら予想よりウケました。昼過ぎに「電気グルーヴ×アイデア」が売れてしまい、コカインが寂しくなっていたので、代わりに「富士山」という本を隣に置いたのですがさすがに誰も反応してくれませんでした。

イベントも終盤にさしかかった夕方、「サンリオSF文庫」をコレクション中だという男性が我々のブースに来て、少しお話しすることができました。ちょっと集めてるぐらいの自分なんかでは到底太刀打ちできないぐらい、濃くて面白い話を聞けました。岡山に居ながら、アントニイ・バージェスやピーター・ディキンスンなどの名前を口にする日が来るとは思わなかったです。この方は殆ど集め終えたそうで(すごい)、残りは滅多にない本や表紙違いのものだけだとか・・。さらにこの方のコレクション、背ヤケが少ないそうです。「普段どうやって管理しているんですか?」と尋ねると「背表紙を棚の奥に向けて、日の当たらないところで保管している」とのこと。それじゃあ遊びに来た人が棚を見てもコレクションがわからないですね、と言うと「サンリオSF文庫が並んでいることに反応してくれるような来客なんて滅多にいない」とのことで、確かに・・と思いました。

イベント終了後、イオンのフードコートで加瀬野さんとお金を分配して解散しました。もうちょっと結果を出したかったです。前日から気にかけてくれた皆様&当日立ち寄ってくれた皆様、ありがとうございました。そして誘ってくださった451BOOKSの根木さん、本当にありがとうございました。次回のイベント参加は未定ですが、少しずつやって行ければ良いなと思っています。