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ZAZEN BOYS Live at YEBISU YA PRO 2019

今年もよろしくお願いします。

2019年のライブ初めはYEBISU YA PROで、ZAZEN BOYSのワンマンを見てきました。

1月半ばに開催されるYEBISU YA PROの周年記念で、毎年のようにワンマンライブを行ってくれるZAZEN BOYS。2017年12月にベースの吉田一郎さんがZAZEN BOYSから脱退するという出来事があったため、昨年は開催されませんでしたが、2018年にMIYAさんがベーシストとして新しく加入し、満を持して2年ぶりの開催となりました。1周年記念から欠かさず見ているので、自分にとっては年ごとの行事というか、言ってしまえば「元日」みたいな日だと思ってます。

そんな、自分にとっては元日ぐらい大切な日にもかかわらず、2年前のワンマンライブでは開場時間を1時間も間違えて、着いた時にはもう始まっているという失態を犯した記憶があります。今年は開場の15分前に着くように調整しました。前から3列目、メンバーが全員はっきり見える位置を取りました。会場内のBGMはなく、無音の会場で1時間近く突っ立って待ちます。

開演時間を少し過ぎてメンバーが全員登場。2016年のライブではテレヴィジョンの「Marquee Moon」が流れていましたが、今回はそれすらありません。緊張感を煽る演出かな、と思ったのですが、フロントマンの向井氏がマイクの前に立つなり「寝坊しまして…普段は登場の時に音楽をかけるんですが、忘れてきてしまいまして」と告白。「こういったことは先に言っておかないと後で自分の首を絞めることになる」と発言し、会場の笑いをかっさらってました。緊張と緩和とは正にこの事だと思いました。

どアタマの3曲、Honnoji〜Cold Beat〜Riff Manのどんどん盛り上がっていく流れが強烈でした。近くにいた背の低い女の子と、その横にいた背の高い男が踊り狂ってて面白かったです。向井氏は登場時に350mlのスーパードライを2本持参していましたが、割と早い段階で2本とも空けてしまいました。以降は、空き缶を指さすとスタッフが会場袖から出てきて、新品のビールを持ってくるようになりました。少なくとも5、6本は飲んだように見えましたが、トイレ行きたくならないんでしょうか…。

吉田さんが在籍していた頃のピンと張り詰めたライブも、緊張感が漂っていて大変よかったですが、MIYAさんが入ったことでバンド全体に柔らかさが生まれて、また新しいフェーズに移ったのではと思いました。笑顔を振りまいたり、客席に微笑みながら手拍子を促したりする姿は過去のZAZEN BOYSにはないものです。松下氏も吉兼氏も、つられて笑顔を見せる瞬間が多々ありました。しかし楽しそうに笑顔で演奏しているのに、出てくる音はゴリゴリに凶暴なのが面白いです。
あとはキーボードがステージから消えた事も大きな変化で、1st〜2ndアルバムの頃のバンドサウンドが戻ってきたように思います。
リズム隊が向かい合って同じフレーズを繰り返す「暗黒屋」、ベースは客席に背を向けて演奏するんですが、全身で音を出しているような奇妙な動きと、何とも形容しがたい異様な音をどういう表情で弾いているのか気になりました。

「WHISKEY & UNUBORE」の冒頭、吉兼さんの演奏するギターの音が合っておらず、向井氏が手ぶりで伝えるも元に戻らず、演奏が一旦ストップしました。「違う」と向井氏に言われ「アレ?すいません!」と言いながらエフェクターを確認。初めて吉兼さんの普通の声を聞きました。どうもエフェクターの調子が悪かったらしく、向井氏に「買い換えろや…」と怒られてました。
それで長い前奏をもう一度仕切りなおすことになったのですが、仕切り直した前奏は先ほどとはアレンジ違いの、歌詞が入ったバージョン。前奏が2バージョン聴けたのである意味儲けもんでした。そして2度目の演奏のギターが入る所で吉兼さんが客席になんとも言えない表情(ドヤ顔と笑顔の中間みたいなの)を見せたのが良かったです。
曲のラストで向井氏が舞台袖にビールの空き缶を投げつけました。曲が大酒飲みの歌だから、アル中のパフォーマンスを取り入れたのか?と思ったんですが、もしかしたら冒頭のミスに怒ってたのかもしれません。

アンコールが終わってメンバーがはけても拍手が鳴りやみません。2年前はダブルアンコールが行われたこともあって今回も期待して待ったのですが、残念ながらダブルアンコールはありませんでした。袖から出てきてアナウンスするMIYAさんの声、想像以上に高かったです。

01 / Honnoji
02 / Cold Beat
03 / Riff Man
04 / Himitsu Girl’s Top Secret
05 / Weekend
06 / TANUKI
07 / This Is NORANEKO
08 / SI・GE・KI
09 / 天狗
10 / Fender Telecaster
11 / Maboroshi In My Blood
12 / Ikasama Love
13 / Fureai
14 / 暗黒屋
15 / WHISKEY & UNUBORE
16 / 気がつけばミッドナイト
17 / はあとぶれいく
18 / Asobi
19 / 破裂音の朝
20 / Sugar Man

EN / Amayadori

ライブ中「また来ます」と2度言ってくれた向井氏。電車でワンコインで行ける所に来てくれるのは嬉しい限りです。来年も楽しみにしています。YEBISU YA PRO、4周年おめでとうございます!