冬凪

冬凪トライアドツアー、見てきました。

井手健介mei eharaAlfred Beach Sandalによるスリーマンライブが尾道であると知り、予約したのがちょうど1ヶ月前。以前に山本精一の絵を購入したコウガメのオーナーさんが主催でした。
会場の「光明寺會舘」は光明寺敷地内にある、昔のお屋敷みたいな変な建物です。もともとは国の労働基準監督署で、長い間使われずほとんど空き家状態だった場所が、イベントスペースとして再生されたみたいです。すごいですね。ライブスペースは2Fにあり、窓からの眺めはとても良いです。日の暮れる様子が楽しめる!と思ったのですが、割とあっという間に暗くなってしまいました…。見渡す限りエアコンなどの暖房器具は無さそうだったので、ストーブ近くの席に座ったのですが、ストーブが発するボーという音が弾き語りに合っていて心地よかったです。会場の壁には抽象画が飾られており、ステージにはピアノ、ギター、それから虎の屏風がありました。

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ライブは井手さん→3人→meiさん→ビーサンさん→アンコール、の順番。ビーサンの演奏中に機材トラブルが頻出したため、セットリストから1、2曲飛ばしたとのこと。NOKKOカバーの「人魚」が聴けて嬉しかったです。ラストのアンコールは3人揃って登場。「おてもやん」の演奏を終えると、流れのままブラックビスケッツのカバーで「タイミング」を始めたのが衝撃的でした。20年前の曲ですよ笑 マイクのコードをひっぱりながらあっちこっち移動する井手さん。終始グズグズしていて、頭にでっかいクエスチョンマークが浮かぶようなアンコールでした。どこに着地点があるのか全くわからないところが刺激的で面白かったです。

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最終的に虎の屏風を前面に置いて、その前にスタッフさんの靴を置くことでエンディングを迎えたみたいです。何が何だかわかりませんね。演奏後には「明日は今治で全く同じことをやります」という発言もあり、虎の屏風とともに海を渡る3人の姿を想像してしまいました。あと終演後のBGMが何故かアッパーなダンスミュージック(建物の外まで聴こえる爆音)だったのもおかしかったです。

物販で井手さんのCD-R【島流し】【停泊】を購入。ジャケットは手刷りのシルクスクリーンだそうです。DEMOを収録した【島流し】はボリュームが何故か非常に小さく、音量ツマミをかなり回して聴いています。【停泊】には「健さん、愛してる」のライブ音源と「おてもやん」が2バージョンも収録されていて、サイコーでした。ライブ会場限定かと思いきや、ネットショップでも買えるみたいですね。