東広島

東広島の伴天連へ行きました。

わかば用の写真撮影&紀行文執筆を兼ねた小旅行で、もともとの目的地は「比和自然科学博物館(通称:モグラ博物館)」でした。ただ途中で面倒になり、広島の北エリアを目指すのはやめて代替案の東広島へ行くことに。

IMG_2511
道中見かけたアラビカという喫茶店のモーニング。注文するとお店の方に「お料理は出るまでにだいぶ時間がかかりますがよろしいですか」と言われて、特に急いでないし、そんなややこしいメニューでもないからそこまで遅くならないだろうと思い「いいですよ」と返したのですがまさか40分もかかるとは思わなかったです。下手するとランチになるとこでした。「池の水ぜんぶ抜く」じゃないですが「本棚の本ぜんぶ読む」が実現できました。

IMG_2509
アラビカは近所に根付いた昔ながらの喫茶店といった感じで、隣や後ろの席でオッさんがタバコプカプカやってました。メニュー表にポップ体やクリップアートを当たり前のように使う感じなど、いわゆるレトロ喫茶に傾倒し過ぎていない感じがとてもよかったです。

IMG_2583
喫茶店で時間を潰して目的地の伴天連に到着。紹介が遅れましたが、今回行こうとしている「伴天連」は、東広島は西条にある、日本で一番恐ろしいと言われている喫茶店です。料理がまずいとかそういった比喩ではなく、恐怖をテーマに掲げていて、内外装が普通に怖いのです。2012年に都築さんのメルマガ「roadsiders weekly」で紹介もされました。

ゴシックホラー喫茶・伴天連

IMG_2594
店に至る通路は恐ろしく真っ暗で、壁を伝いながらゆっくり歩みを進めると奥から「さーどうぞどうぞ」というマスターのフレンドリーな声が聞こえます。視界が開けると、そこは怪しすぎる照明と調度品に囲まれた不気味な店内でした。マスターは「roadsiders weekly」取材時とは異なる方でした。饒舌な方で、先代の話や店内の調度品の話などを虚実織り交ぜて語ってくれるのですが、噺家のような喋り方でとにかく笑えました。マジで滑り知らずです。ちなみにエグすぎる下ネタも男女関係なく平等に振りまいていますが、女性の方がどう思うかはわかりません。

IMG_2601
店内は「マスターの顔以外」は撮影OKでした。光量が足りずブレますね。

この日偶然居た常連客の方が、マスター曰く「マジシャン」とのこと。ちょうど時間があり、我々にマジックショーを見せてくれました。タネがないことを証明するためにサラピンのトランプを出してきたのですが、マジシャンの方って常に未開封のトランプを所持してるんですかね。カウンター席の真横で繰り広げられるマジックを間近で見ることができて、なんというか気が狂いそうでした。

伴天連での出来事は加瀬野さんが「青少年教育マガジン わかば H2号」に執筆しています。色々あったはずなのにサラッと書いておしまいにしてたので、多分このお店が気に入らなかったのかもしれません(個人の感想です)。