松山

愛媛県は松山市に行きました。

松山市駅の近くの駐車場に車を止め、徒歩で散策。トマト書房に立ち寄って、本を買いました。函に入ったダダの本。結構大きくて重いです。どうせ散策後は駐車場に戻ってくるわけで、どう考えても一番最後に立ち寄って買うべきでした。なんかの修行か?ってぐらいの荷物になりましたが、自室の本棚に置かれたこの本の背表紙を見るたびに、この日の思い出が蘇ってくるので、やはり買って良かったです。

松山駅までバスに乗り、そこから15分ほど歩いてレンタサイクルの受付がある商店街まで行きました。実際は松山市駅前にレンタサイクルがあり、そこで借りてまっすぐ目的地を目指せば良いのですが、我々は「松山駅」と「松山市駅」を混同していたため、こういったワケのわからない行動に出てしまいました。商店街の自転車はほぼ貸し出されていて、ボロボロのママチャリが2台だけでした。おまけに同行者の自転車は初めから壊れており、座席の高さを変えることができず、無理な姿勢で漕がないといけないためすぐ疲れてしまうようでした。

若菜の宇和島鯛めしです。愛媛の鯛めしには焼いた鯛が乗っかったものと刺身の鯛が乗っかったものの二種類があるらしく、宇和島鯛めしは後者の刺身タイプ。卵黄を混ぜて食べるのですが最高に美味しかったです。お店の外観は高級そうな和食店ですが、中では軽快なジャズが流れており、壁には西洋画が飾られていて頭の中がグチャグチャになりました。

古書猛牛堂を覗いて道後温泉へ。温泉街入口にレンタサイクルの受付があったので、同行者の壊れていた自転車を他の自転車に交換してもらおうとお願いしに行ったのですが、単なる交換でおしまいというわけにはいかず、レンタル情報の変更や書類記入が必要とのこと。それはいいんですが受付にいた化粧の濃いババアが適当で偉そうな対応で、オマケにあっちこっちに外線や内線をつなぐので非常に時間がかかりました。しばらくして自転車の交換&情報書き換えが終わったので、ババアの隣にいた女性の方に「受付前の駐輪場に自転車を一時的に停めさせてください」とお願いして承諾をもらい、温泉街をしばし歩いて散策しました。観光が終わり駐輪場に戻ると、おれの自転車が消えていました。どういうことか受付のババアに聞くと、そのババアは、前述の「座席の壊れた自転車」を回収に出して、ついでに壊れていないおれの自転車も回収に出したとのこと(何故だ)。化粧の濃いババアは謝りもせず、ぶっきらぼうに「悪いんだけど、もう軽トラが運んじゃったから、そこに置いてある自転車からどれでも適当に選んで」と言ってきました。皆さんも松山をレンタサイクルで観光する際はお気をつけください。「道後駅前観光レンタサイクルポート(松山市道後湯之町6‐8)」にはとんでもないババアがいます。特徴は濃い化粧です。

愛媛県美術館で「熊谷守一 生きるよろこび」を鑑賞。解説が丁寧で良かったです。ちょうど晩年の熊谷守一を描いた映画「モリのいる場所」が上映されていたためか、館内には予想外に大勢の人がいました。ちなみに入り口で貸し出ししているガイド音声は前述の映画キャストを起用していて豪華でした(同行者に貸し出したのでほとんど聞けませんでしたが)。展示されている絵の中ではお餅の絵と卵の絵がすごく好きだったのですが、ロビーの物販で図録を見たら卵の絵が表紙になっていたので嬉しかったです。