大阪8・京都4・三宮

わかばを共同制作している加瀬野さんと関西圏を巡りました。

京都のvouで行われていた加瀬野さんの展示「KASENO JONESの乱入」を見ることと、国立国際美術館の展示「トラベラー:まだ見ぬ地を踏むために」を見ることが目的です。
金曜日の朝7時に岡山を出て、10時過ぎに大阪に着きました。金がないので鈍行列車です。列車の中ではあまり大きな声で言えないような内容の話をたくさんしたので、前の席に座っていた奥様方の反応が些か気になりました。
大阪に到着後、新世界へ。串カツ「八重勝」でビールを飲みながら、揚げたイカや牛スジ煮込みを楽しみました。店内を見ると、はす向かいに座っていた大学生がゆでダコのように真っ赤な顔をしてお会計をしていました。我々も会計を済ませて店を出たのですが、鞄を置いたまま退店してしまったことに気づき、慌てて店内に駆け戻るという失態をかましてしまいました。再度店に入るときの自分の顔も、大学生と同じゆでダコのように赤い色をしていたかもしれません。
昼食後は西成と飛田新地を真顔で散歩しました。

国立国際美術館の展示は、マリーナ・アブラモヴィッチの映像とヴィト・アコンチが良かったです。塩田千春がアブラモヴィッチに師事していたのは知りませんでした。図録はティノ・セーガルのページが面白いです。
そこからvouへ移動。店内にはオーナーの川良さんと加瀬野さんの友人がいました。聞くと絵はまだ売れておらず、わかばも一冊も売れていないとのことでした。トホホ

初めてカプセルホテルに宿泊しました。1泊2,500円。さらに1,000円足せば大きな浴場のある旅館にも泊まれたのですが「カプセルのほうが絶対に面白いですよ」という加瀬野さんの勧めでカプセルホテルにしました。宿泊前は、勝手に「エル・トポの洞窟」みたいなものを想像していて、実際行ってみたら概ね合ってて、いわば「整備されているエル・トポの洞窟」でした。電子錠付きの金庫みたいな立派なロッカーが備え付けられていたのですが、奥行が全くないので何も入らず、笑いました。思った以上に快適だったので、今後一人旅するときには活用するかもしれません。

翌日は知らないお寺で天井画、知らないお寺で地獄を見て、篠田屋の皿盛を食べました。ご飯とカツの上にあんかけ状のカレーうどんの汁がかかったご飯です。胡椒が効いているのがよかった。皿盛を食べる行為はもう何年も前から夢見ていたことだったので、実現できてうれしかったです。帰る途中で三宮に立ち寄り、加瀬野さんの学生時代の思い出の店「瓢たん」の餃子を食べました。美味しかったのでおかわりしました。