4泊5日で北海道に行った話です。長いので分けます。
【前夜】
早々に退社して、荷造りと予定決め。観光ピークの時期だったので、宿は割と早く取ったのですが、レンタカーの手配や日程についてはギリギリまで決められず…。考えれば考えるほど夜が更けてゆき、日付が変わったあたりで日程を考えることは諦めて、着いてから翌日の予定を決めることにしました。布団に入ってもあれこれ思案していたためかなかなか寝付けず、3時間ぐらいは眠ったような気がしますが疲れが取れぬまま朝を迎えました。
【1日目】
朝5時ぐらいに出発。ほぼ始発みたいな電車に乗って神戸へ向かいます。新千歳空港への飛行機は岡山空港からも出ているのですが、神戸まで電車で行ってから乗る方が2000円ほど安かったのです。往復にすれば4000円。この差額を活かせば、夜のおかずも一品増えるというものです。
神戸空港は曇天。空港への道中は寂れた未来都市のようでした。平日朝の空港周辺は殺伐としており、電車の自動ドアに描かれたカニの絵を撮影しようとして、後列のおっさんに嫌な顔をされました。
搭乗口までは天気がまだもっていたのですが、いよいよ出発します、となったときに急に豪雨になってウケました。格安飛行機はバスと同じぐらいの感覚で、言うほど狭くなかったです。ピーチとエアドゥの2択で迷ったのですが、キャラクターが可愛かったのでエアドゥに決めました。
こいつです。かわい〜
コップもかわい〜
新千歳空港から電車で札幌駅へ。僕の席の前でミニグラマータイプの女性があちらこちらを向くので落ち着きませんでした。札幌駅へは14時ごろ到着。駅を出てすぐのところに全裸のブロンズ像があり「欲望を開放しなさい」と諭してくれているようでした。そこからすすきのへ向かい、ニッカの看板と遭遇しました。ニッカの看板、テレビ塔、札幌時計台はこの旅行中何度も無意識のうちに出会うことになりました。
今回の目的の一つは「札幌国際芸術祭」。アーティスト一覧に∈Y∋がいたのがきっかけで行くことを決めました。ただ、キュレーターが大友良英で、出展アーティストが日本人ばっかなのが若干気になりました。あとはこういう事象が発生していたりとか※1。行くまではなんとなく不安感がありましたが、結果としては好きなアーティストが増えたので良かったです※2。
※1…お店の人がかわいそうです
※2…後述します
札幌に来て最初に見たのが札幌市資料館。木彫熊のコレクションと1Fのビデオルームが良かったです。2Fの階段上がってすぐの展示室にテニスコーツの人がいました。あとラウンジみたいなところの壁にのん(旧名:能年)の描いた絵が3点飾ってありましたが、いずれも正常じゃなかったです。
sapporo餃子製造所にて人生初のサッポロクラシック生。平日の16時なのであまり人がいませんでした。端の席に座ろうとしたら「広い場所に座ってください」と言われて6人掛けのテーブル席に通されました。ありがたいけど、お、落ち着かない…。この店では手製の餃子とタレザンギを食べました。そういえばザンギも初だ。美味しかったです。
まちなかエリアを散策。北専プラザ佐野ビルの展示は期待を高めすぎてしまったのか、思ったほどではなかったです。
でも金市館ビルの梅田哲也の展示「わからないものたち」がとても良かったです。各所で集めたガラクタを組み合わせて作った「光や音が発生する装置」をビルの広大な1フロアに点在させたインスタレーションでした。球体の水槽内に入れられたゴムが時限装置で暴れて、爆発音のようなものを発生させながら方々に水を撒き散らす装置が一番興味深かったです。訪れたのは日没間際だったのですが、窓の外から見える景色の変化と会場内の雰囲気が連動していて感動的でした。
21時ぐらいに回転寿司。カウンターの形が変形で、僕が座ったところはめちゃくちゃ幅が狭かったです。孤独のグルメと同じような店主の顔が見えづらい席で、注文は諦めて流れている皿を食べましたがそれでも美味かったです。6皿+生で3000円ちょっと。高い!
街中に3階建てのブックオフがあり物色。CDコーナーの品揃えが私的に良かったです。あとDVDコーナーにエロ系の珍しい洋画が多かったのですが、値段もそれなりに高かったのでスルーしました。
ホテルのすぐ目の前にセイコーマート有。セイコーマートには旅行中大変お世話になりました。大浴場で湯に浸かり、上がってアメトーークを観たらハリウッドザコシショウが出ていました。リアルタイムでアメトーーク見るのも数年ぶりだし、そこにハリウッドザコシショウが出ているので得した気持ちになりました。