犬島

最近熱っぽくて喉が異常に乾きます。瀬戸内国際芸術祭2016犬島へ行った事を書きます。

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朝早くに起きて7時半に宝伝港着。8時発の高速船で犬島へ向かいます。
スケジュールの関係上、11時発の船が一番都合いいんですが、それに乗ろうとしてギリギリに訪れると港の駐車場がどこも満車、なんてことが何度かありました。それで今回は一本早い船で行くことにしました。早朝の宝伝港はさすがに駐車場が空いています。ただ、展示作品がオープンするのは10時からなので、8時に行って10時までどうやって過ごすかという問題もあります。今回は開放されている屋外作品を先に見て、キャンプ場や浜辺、神社などをたっぷり時間をかけて見て回ってみました。犬島は割とこじんまりした島なので、ぐるりと1周してもそんなに時間はかかりません。
ちなみに精錬所跡地は9時半にオープンする(らしい)ので、美術館がオープンする30分の間に軽く精錬所跡地を回っておくと効率いいのかもしれません。

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犬島には「定紋石」という、丸い紋が彫られた石を見られるスポットがあります。以前来島した際に写真を撮ったこともあって、今回も行ってみよう!と思い、建物脇の山道に足を踏み入れたのですが、草むらから「シー」という謎の威嚇音(蛇?)と、蜂が飛ぶ時に出す低い羽音とによるアンサンブルが聞こえてきて、それ以上進めませんでした。

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10時に犬島精錬所美術館へ。今回だけかもしれませんが、館内構造の説明がありませんでした。あの説明は面白いので今回も聞きたかったです。
美術館の出口で昔の犬島について語ってくれるおばあさん、相変わらずお元気そうでした。5年前に初めて犬島を訪れた際、おばあさんは家プロジェクト(現在のF邸)にいて、当時の生活や他の島との関係など、いろいろお話をしていただいたのですが、予想外に時間が経ってしまい、帰りの船に乗り遅れたというなんともいえない思い出があります。
数ヶ月前に訪れた際は精錬所美術館の出口にいらっしゃって、こちらの存在に気づくなり何故かキツめの言葉をかまされたので軽く流しました。精錬所美術館出口でおばあさんと遭遇するのは今回で3回目ですが、出口で緊張するこの感じ、インスタレーション型地域アートと言ってもいいのではないでしょうか。

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もう少し長めに滞在する予定だったのですが、新作だと思っていた展示が新作じゃなかったので11時の船で帰りました。どうやらこんな時間に帰る人は自分以外にいないらしく、帰りの船は貸切状態。乗船前、港に停まっている船を見つけたので、慌てて船着場のおじさんに「この船、何時に出ますか?」と聞いたら「あと5分で出ます、でもまだ乗らなくても大丈夫ですよ、涼しい日陰で待っててくださいね」と言われました。