福山

ふくやまアート・ウォーク2014に行ってきました。

この日は駅南の商店街でイベントが開催されており、結構な人の数。駅を抜けて北口の会場周辺に向かいましたが、北口もいつもより賑わってました。同日にスタンプラリーが開催されていたみたいです。

 
 
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到着してすぐ、「ズガ・コーサクとクリ・エイト」さんの展示スペース内で「煩悩イベント」なるものが開催されていたので鑑賞。売店跡地に突如作られた「総本山山福寺」の中で、アーティスト本人や色んな人が入れ替わり立ち替わり「何か」をしていました。「木に巻き付けた20本のビニールテープを、手を使わずに離れた場所の木に移動させる」とか「便器をかぶった花嫁(?)が色々な飲料をシャンパンタワーに見立てたコップの中に注ぐ」など、繰り広げられる謎のパフォーマンス…。イベントを見る人たちは、決してアート好きな若い人だけではなく年齢も様々なのに、みんなすごく温かい目で見ていました。福山の人たちはアートに対する理解が深いと思います。
 
 
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福寿会館前の広場でミラーボールマンと遭遇。生きたアート作品だそうです。西日になりかけの太陽光がボディーに反射して、辺りに散らばる光がビックリするぐらい綺麗でした。対面しているのに、目線が合ってるのかどうかわからず不思議な気分。ヒーローみたいでもあり、異星人っぽくもあり、異質な存在です。子ども達が積極的に握手を求めていました。少年の心をくすぐる何かがあるのでしょう。
 
 
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福寿会館の庭園で見た、若木くるみさんの「握手会4∞」も面白かったです。以前にわかばに文章を寄せて頂いた時に使用した作品写真は、若木さんの後頭部に鑑賞者が顔を描き、その筆跡を頼りに若木さんが紙に顔を描く作品でしたが、今回は前後左右に顔が描いてあり、鑑賞者が好きな顔の子に投票して握手してもらう作品。「前子・右子・左子・後子」と名前がつけられていて、それぞれにキメ台詞が用意されていました。パロディなのに嫌みが感じられないところ、凄く尊敬します。
写真は後子さん。

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文化ゾーンから離れた駅の南口側、天満屋の向いの「藤本ビル」にて杉作J太郎さんのインスタレーションを鑑賞。半紙に「杉J/コチラ→」と書かれた案内板に従って進むと、不思議なワードを書いた半紙が散乱する部屋の奥に、杉作さんが座ってました。手招きに誘われるまま、部屋の中へ。鑑賞者にニックネームをつけて、それを書としてプレゼントしてくれる「インパク画」というインスタレーションでした。入るなり「あなたはね、パッと見てすぐ思いつきましたよ」「すぐ思いついたから、既にそう呼ばれている可能性さえある」という前置きの後に頂いたニックネームが「ホーネット」!メッチャ笑いました。twitterで「これはカウンセラー芸術です」という発言をお見かけしましたが、ホント間違いないと思います。最高です。