久世・津山

今年も梅雨の季節がやってきましたね。久世・津山へ出かけてみました。

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母方の実家が近くにある為、何度も前を通り過ぎた事のある旧遷喬尋常小学校。国道沿いにあるせいか、あまり何とも思っていませんでしたが、調べてみたら明治40年に建てられた木造校舎で、とても立派な文化財でした。開館時間内であれば無料で誰でも内部を見学できます。正面玄関には、校章入りポロシャツを着た管理のおじさんがいて、見学前に色々教えてくれます。何でもこの学校、螺旋階段や講堂など他の木造校舎にない物が多くあるため、映画・ドラマのロケ地として活用されているんだそう。二階講堂の格天井には檜が使用されており、アールの形も綺麗で、なにより重厚感が半端じゃないです。管理のおじさんが「ここの講堂の天井見たら、他のとこのお寺さんやらの天井見てもよう感動せん」と言ってましたが、概ねその通りだと思います。
ちなみにこの小学校、久世エスパスという文化センターの敷地内にあります。昭和60年に建築された久世エスパス。名前の由来を調べてみたら「良いスペース」→「ええスペース」→「エスパス」との事。こういうイカしたセンスを身につけたいものです。

昼食は「さん・はうす」でカレーを食べました。えびかつカレー、盛り合わせカレーを注文して、シェアしようと計画しましたが、盛り合わせカレーに既にえびカツが入っていたため、自分のカレーにはシェアの価値がありませんでした。そういや写真も撮ってない。

国道を30分ほど走らせて「つやま自然のふしぎ館」へ。元々校舎だった建物に、館長&有志が集めた大量のコレクションが収められた博物館です。コレクションは剥製・化石・貝・昆虫標本・石・苔と幅広く、展示総数は驚きの22,000点!ワシントン条約が発効される前に設立されたため、今では見る事の出来ない珍しい剥製が多く集まったんだとか。展示室は動物の種別や棲息地域などで大まかに別れてますが、どの部屋も展示数が多いんで大いに興奮します。
過去に2度訪れた場所ですが、同行者が変わると注目する場所が変わるので、新鮮な気持ちで楽しめます。前々回は貝の名前、前回は感想ノートで盛り上がりましたが、今回は昆虫標本がアツかった。あと玄関に居るホッキョクグマの剥製、以前は「触らないでください」という貼り紙が貼られていたのですが、今回訪れた時には「ぜひ触って質感を確かめてください!」という、どういう心境の変化?みたいな貼り紙が。初めて触るホッキョクグマの剥製。首の辺りは毛がフワフワしていて、お尻に向かうにつれて毛がゴワゴワと固くなっていました。でもしっぽは思ったより柔らかくて可愛かったです。

デイリーポータルの記事が一番印象が伝わりやすいのであとはそっちを読んでください。2009年の記事なんでちょっと情報が古いかもしれませんが。
デイリーポータルZ:800体の剥製と人間の神秘に触れる博物館