福岡

福岡市民会館へ、「サブカル界の最終兵器」こと、星野源のライブを観に行きました。

サブカル系だの塩系だの癒し系だのいろんな系統で括られている星野源。今回は全席指定のライブだったのですが、指定席のチケットは入手できず、なんとか確保できた立見チケットでの観覧。ちなみに25年生きてきましたが、九州を訪れるのは今回が初めて。初上陸の地で浮かれすぎて「パー子状態」にならないように緊張感を保って観光することを心がけました。

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↑こういう状態にならないように。

13時、博多駅着。手始めに駅近くの「アミュプラザ博多」を攻めました。1Fで九州パン商店というフェアが開催されていました。食パン型の陶器やリアルなパンの鞄などのグッズに混じって、以前、大阪は千林大宮の「パン屋のグロワール」で購入した「パンラボキーホルダー(クロックムッシュ氏)」も置いてありました。福岡でまた出会えるとは思ってなかったので面食らいました。面食らいましたが、既に3つ買っているので今回は購入を見送りました。

その後、博多の東急ハンズで爪切りと耳かきを買って、矢場とんで味噌かつを食べて…と「これぞ福岡!」といった感じの午後を満喫して、宿泊先のホテルマイステイズ福岡天神南にチェックイン。荷物を置いて、歩いて福岡市民会館へ向かいます。
17時30分、福岡市民会館到着。指定席・立見は関係なく、並んだ順番に入場していきます。とんでもない行列が出来上がっていますが、星野源のファンは心に余裕がありますね。ちっとも殺伐としていませんでした。立見の位置は3階席の38列の後ろ、壁際全体でした。最後部とはいえ、客席の傾斜が急だからかステージが事前に想像していたよりも近かったので、楽しめました。立ちっぱなしで疲れたけど。まだ公演中のため内容は書きませんが、平たく言えばサービス精神旺盛(過剰ともいえる)なライブ。楽曲の合間にちりばめられた数々の演出も楽しかったです。行けるものならまた行きたいです。

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夕食は天神駅近くの「一蘭(天神店)」で博多ラーメン。味は勿論美味しかったんですが、それよりも、この店の「徹底的に対人関係を築かないシステム」が印象的でした。
・券売機で食券を買ってから着席する前払い方式
・空いている席が一目で分かる空席表示プレート(ラブホテルか)
・左右には仕切り壁、正面は簾がかけられたカウンター席
・ラーメンの好みを紙に書いて渡す注文方法
・替え玉はカウンター前にプレートを置いて声を出さずに注文
最近は多くのお店で食券システムを採用していますが、ここまでやっているお店はちょっと見たことがありません。そもそも大体のお店に取って食券システムとは、注文時のタイムロスをなくす為のものであって、お客の為ではありませんしね。ただこれらのシステムのおかげで入ってから出るまで誰とも目が合わないし、一言も発しなくてもラーメンを食べることが出来ました。コミュニケーション能力の欠如した自分にはピッタリ。女性でも気軽に立ち寄れる方式だそうですが、たしかにその通りかもしれません。

二日目は天神駅周辺をうろついて商店街と駅前ビルを冷やかしました。福岡の駅前商店街は人が多くて賑わっていました。周囲に大きなファッションビルがいくつもあるにも関わらず、それらのビルとは違う需要を取り入れて、住み分け&共存ができているように見受けられました。商店街を離れて、古書店「入江書店」で30円~50円のカバー無し文庫を3冊と、ナム・ジュン・パイクの「タイム・コラージュ」を購入。知らない土地の古書店なんて、行ってしまうと絶対に散財するな…と思いながら行って、やっぱり散財してしまいました。