坂出

日曜日、瀬戸大橋を渡って坂出へ。

最初に訪れたのが東山魁夷せとうち美術館。昨年の春に沙弥島を訪れた際にも訪問したのですが、テーマ作品展の展示内容が変わっていたので新鮮な気持ちで見る事が出来ました。以前訪れた際、会社の偉い人に「私ぐらいの年代の人が多いと思うけど、きっと楽しめると思う」と教えて貰ったのですが、確かに年配の人が多かったです。そのため館内は非常に静かで、終止落ち着いて観る事ができました。美術館はこうあるべきだと思います。ちなみに建築は谷口吉生。出口近くのカフェーから見える景色が大変綺麗です。東山魁夷の祖父が出生した「櫃石島」が見えるように設計されているそうです(wikipediaによる)。あと東山魁夷は瀬戸大橋の塗装色を提案したらしいですね(wikipediaによる)。驚きました。
この美術館、googleのストリートビューで外観や周囲の様子が見れますが、カメラマンが非常にラフな格好で三輪車のような物を動かしている姿がガラス壁に映っていて面白いです。

street
これですね。汗水たらして働く人を、飲み物を飲みながら見つめる人々、っていう構図が凄く良いです。

あと旧藤田外科アートプロジェクトも行きました。廃病院内で芸術家達がアート作品を展開しています。面白そうに見えるのに、あまり話題になっていない気がしていて、何故だろうと思っていたのですが、アクセスの悪さにあるのかもしれないとか思いました。
「廃病院」というロケーションは凄く素敵です。「窓から物を投げないで下さい 院長」という当時の注意書きが部屋の窓に貼付けられていました。観賞後、藤田外科すぐ近くの商店街を散策。倉敷駅前に負けず劣らず、めっきり寂れていてとても良かったです。味のある書き文字の看板を掲げて集客を狙っているにも関わらず、もれなくシャッター状態。藤田外科で貰った、簡素な地図に書いてあるお店もその殆どが休業していました。最後に見た食堂に至っては「日曜・祝日は店休日」の張り紙が。儲ける気がなさすぎてちょっと面白かったです。