田倉牛神社 – 玉野

昨年5月に田倉牛神社にお参りに行った際に祈願した願い事が、2週間前の土曜日に成就しました。
そこで、牛の返却とお礼参りのため備前へ。

閑谷学校をスルーしてしばらく進んだ山の上に、「つりぼり」という赤い看板が見えたので立ち寄ってみる事に。どうやら「つりぼり公園」という釣りスポットのようでしたが、建物と桟橋がある池は水が干上がっていて何も釣れそうにありません。すぐ隣にある貯水池には水が並々と貯まっていましたが「つり禁止」の看板が。此処に釣りをしに来た人は、どうやって何を釣るんだろう。

DSC_0359
踏切を越えた先が田倉牛神社。辺鄙な所ですが、思ったより多くの人がいました。前回お参りしたときに流れを把握していた為、今回はスムーズにお参りができました。祈願成就後に牛を山に返す際には、新しい牛を1体購入して2体を返すのが正式なルールらしいです。そして新たなお願いをする為にもう1体牛を購入して、山にお供えして、さらに山の中から1体を持ち帰ってきたのですが、どうも前と同じ牛を持ち帰ったような気がしてなりません。でもいいです。あと牛柄の千羽鶴がありました。これはポイント高いですね。

IMG_3678

そこからひたすら南下して、宇野港の「駅東創庫」へ。現在、わかばを共著している加瀬野裕介さんが個展「フレンズ」を開催しています。

今回上映される映像は2005年以降僕が撮影してきた仲良し8人組(フレンズ)の旅行、飲み会、遊び、映画などの身内ネタです。全てノー編集で上映し長時間のダラーっとした感じかつフレンズのありのままの姿を赤の他人の視聴者(あなた)へ曝け出すことを心がけました。
http://yusuke-kaseno.com/portfolio/friends/

表現に対して「身内で盛り上がっているだけじゃん」という言葉を口にする人がいますね。その言葉には制作者に対する蔑みが込められていますが、今回の展示は「本当に身内で盛り上がっているだけ」の映像が延々と流されるものでした。自分が訪れたときには「出雲旅行」の記録が流れていて、加瀬野さんと加瀬野さんのフレンズがブラックジャックをする様子や、フレンズ同士によるゲスいシーンもありました。三木道山の「ライフタイムリスペクト」を替え歌にしてふざけている様子などを見て「自分も中学時代の友人とこういう事やってたな」とノスタルジックな気持ちになったりしました。あとカメラの目線が「フレンズの一員」なのもあって、フレンズの中に入っているような錯覚に陥ったりもしました。
はじめに展示内容を聞いたときには、「電車内でふざけあってる大学生を遠くから観る感じ」を何となく想像して、少し敬遠していたのですが、思ったよりも居心地は悪くなかったです。先に書いたようにカメラが「フレンズの一員」目線なので、遠巻きから眺めるのとは違うんだと思います。そして、ただの録画の垂れ流しとは違って、映像作品としても成立している映像(技術的な意味合いではなく)でした。2時間〜3時間ぐらい観ていると人格がフレンズ寄りになるかもしれません。もっと観ればよかった。
明日2月3日(月)までらしいので、予定が無い人はすぐ観に行って下さい!駅東創庫

IMG_3687
今回は実験映像ということで加瀬野さんは白衣を着ていたのですが、白衣の下の「松たか子」Tシャツを見て膝から崩れ落ちるほど笑いました。某リサイクルショップで200円で買ったそうですが、すごい破壊力。写真を撮ろうとしたら顔認証の黄色い枠が加瀬野さんの顔と松たか子の顔の2箇所に発生してまた笑ってしまいました。