京都

タイコクラブ注入中!

土日休みを利用して、京都へ行きました。

元々はガケ書房で開催される山本精一さんのライブを見るのが目的だったのですが、高校時代の同級生で京都在住の友人に「軽くどこかで会おうか」と声をかけたところ、話が盛り上がり、結果2日に渡って観光地を案内してもらうという、一人行動がメインの自分にとっては、とんでもない一大イベントになってしまいました。

私的な行動は先に済ませておこうと、友人との待ち合わせ時間より3時間前に京都へ到着。烏丸御池駅で降りて東へ進みます。道中、高田渡さんの「コーヒーブルース」の歌詞にある「三条堺町のイノダってコーヒー屋」ことイノダコーヒを見つけました。ただ、自分が見たのは三条支店で、すぐ脇に本店があったようです。時間がないので今回は支店の前を通り過ぎただけでしたが、次に京都へ行く時には本店に入ってみたいです。

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唄の小路ビルの2階にある「パララックス・レコード」。移転前の店舗には3度ほど行きましたが、移転後に訪れるのは今回が初めてです。床には大量のレコードが貼付けられ、ガラス張りの壁面には大量のカセットテープが収められていました。ここで買物するときは、印刷したリストを手にCDを探すのですが、いつも途中で声をかけて下さって、探し出してくれるのがありがたいです。今回は輸送の事情など面白い情報も教えてもらいました。「1月中旬に大量に商品入荷予定」と言っていたので、ひょっとしたら京都再訪は近いかもしれません。

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二条城正門前で友人と合流し、二条城へ入城。恥ずかしながら歴史はめっぽう弱いので、二条城が徳川家康の宿だった、ということすら知りませんでした。園内をぐるぐる周って、展望台から京都の景色を見ました。景観条例の賜物か、街の建物と山の木々の高さが殆ど同じ高さになっています。唯一京都タワーだけが飛び出してましたが、「景観条例が出る前に『建築物ではないもの』として建てたから免れることができた」らしいです。休憩所の壁一面に掛けられた二条城年譜も見応えありました。しかし、わりと頻繁に修繕しているんですね…。

それから京都御苑へ。近隣住民のランニングコースや、抜け道・近道として活用されているらしいです。広々とした砂利道を歩いていると向こうから着物を来た女性が当たり前みたいな顔してやってきました。岡山ではあまりできない体験。砂利道以外の場所はほぼ森のようになっていて、暗くなると変態が出てきそうな雰囲気ですが、御苑専門の警察がいて巡回しているから安心なのだそうです。

八坂神社へも行きました。ライトアップされているのかと思いきやライトアップは桜のシーズンだけらしく、予想以上に真っ暗。神社の脇を北に歩くと、趣ある小路がありました。高級そうなお食事処が沢山並んでいて、まさに「夜の京都」といった雰囲気。先導してくれるはずの友人も「京都に6年住んでいるけれど、こんな所があるとは知らなかった!」と、京都の幽遠なことに驚きを隠せない様子。

ちなみに、今回は主な移動手段にバスを使ったのですが、京都はバスの本数が非常に多く、住民・観光客の移動手段として立派に確立されていて素晴らしかったです。バスカードも安いし。倉敷もこれぐらいバスがあれば、と思ったんですが、考えたら駅から美観地区へは徒歩で行けるし、観光する分にはあの本数で事足りるのかも…。

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そして今回の旅行のメインイベント、山本精一ライブ@ガケ書房へ。気になっていたお店だったので、この外観が見れただけで満足です(ブレブレですが)。お店のシンボルともなっている「壁に突っ込んだ車」の中に都築響一さんの本「だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ」が入っていたのが印象的。ライブ内容は、山本さんのアコースティックギターによる心地よいメロディのインストゥルメンタルが4曲。予め録音した音源を流しながら、その上にアコギの音を重ねた3曲目がメチャメチャ格好よくて、大満足の1時間でした。同行した友人も(本意かどうかわかりませんが)「すごく良かった」と言ってくれたのでひと安心。ライブ終了後に店内を物色。橘さんという方の漫画「レストラン嵐山」が衝撃的でした。

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終バスで西院まで移動し、笑笑土間土間で食事。友人は色々な酒をとっかえひっかえ呑み、酔いが回ったのか「霊がついているかもしれない」と言いながら枝豆の皿に盛られた粗塩を至る所に振りかけ、インチキお経を唱え始めました。余計に霊がつきそうな行動ですが大変面白かったです。早い段階で終電が無くなったので、やけくそになって朝の4時まで痛飲。帰りの道中、大きな交差点前で2人組の若いお兄さんに「お疲れ様です!」と叫ばれました。初日はこれで解散。続きは近々書きます。

(H26.1.2追記)年をまたいでしまいましたが二日目の事を書きました。