豊島

先週の土曜日は豊島にいました。

豊島は2年前に行って以来、何度も再訪しようと計画を立てていたのですが、「寝坊」「大雨で面倒になった」などの(情けない)理由でなかなか来島する事ができませんでした。宇野港に着いたにも関わらず「切符売り切れ」でそのまま引き返す事もあったり。今回は30分前に港に着いたので、切符も問題なく買う事ができました。

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9時に唐櫃港に到着。芸術祭会期外は全ての施設が10時〜10時30分にOPENするため、周囲に人が全くいません。いるのは猫ばかり。24時間鑑賞できる屋外作品を観てから、10時頃に豊島美術館へ。おそらく豊島内で1番人気のスポットです。2年前に訪れた際は快晴で、水滴が日光を反射する様が大変綺麗でしたが、今回は生憎の薄曇り。しかし前日の大雨が影響したであろう館内の様子は、2年前とはまた違っていて、面白い事になっていました。館内はとても静かでしたが、半屋外の為、鳥の声や葉のこすれる音が外から聴こえてきて、何とも言えない心地よさ。併設のカフェでハンドブックとTシャツを購入。

その後南下してトムナフーリを見学。バスが無かったので歩いて行きましたが、30分弱で着きました。受付で300円払って急勾配の山道を登ります。川沿いだからか赤と黄色のケバケバしい蟹(動きが素早い)が大量にいて、非日常感満載でした。ちなみにトムナフーリは超新星が爆発した瞬間にそれを感知して、色彩鮮やかなまばゆい光を放つらしいです。2年前に訪れた際は「トムナフーリが光る瞬間を観たい!」と思ってましたが勿論光らず。そして今回もトムナフーリが光る瞬間は見えませんでしたが、トムナフーリの設置された池から鷺が飛び立つ瞬間は見る事が出来ました。俗っぽいですが「福田茶屋のCMみたい」とか思いました。あ、福田茶屋のCMってローカルなんですね。
その後は来た道を引き返しながら島キッチン、ピピロッティ・リスト、ストーム・ハウスなどの作品を観たり。島キッチンは昼時で混雑していたので外側から撮影。オシャレな服着たカップルや女性が大勢で楽しんでました。

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その後、島の東にある心臓音のアーカイブへ。色んな方の心臓音を聴く事ができるのですが、来館した際に流れていたのは弱々しい心臓音ばかり…。些か不安になりながらモニターに映し出される人の名前を見て、心臓音を聴き続けました。隣のリスニングルームでは特定の人を検索して、その人の心臓音を聴く事が可能らしいです。特別聴きたい人はいなかったのでスルーしました。併設のショップ内でクリスチャン・ボルタンスキーの書籍を購入。まだ途中までしか読んでませんが相当面白い内容です。

14時45分の船で帰り、宇野港のインフォメーションで加瀬野さんと「わかば」について打ち合わせたり関係ない話を長々と。業務中にも関わらずずっと喋ってしまい申し訳ない事をしました。

Flickrに写真をアップしました。