高松港

高松市美術館で行われた、前衛音楽のコンサートに行きました。

サティ、メシアン、ジョンケージなど現代音楽の巨匠による楽曲ばかり。前衛音楽と現代音楽と、どう違うのかよくわかりませんが、主催側が前衛音楽というのだから前衛音楽なのでしょう。後ろの席で観ていましたが、意外と子供の反応が良かったです。すぐに順応できているというか…。

演奏開始まで時間があったので、美術館で行われている展覧会「小さな世界へようこそ」を観ました。国内アーティストだけの展示だと思ったら、マルセルデュシャンのL.H.O.O.Qやトランクの箱が展示されていて驚きました。

毎度のことながら古本屋も行きました。高松刑務所の前にある讃州堂書店は、外観とは裏腹に奥行きが広く、普通の文庫から大判の文芸書、外国の絵本や貸本時代の漫画、寝室美学のようなエロ本まで幅広いバリエーションの本が揃っていました。レジの小柄なおばちゃんがとても親切でした。真っ白で高い塀の真向かいに老舗のオーラを纏った本屋がある、というロケーションも込みで最高でした。
大通りに面したリバー書房は、ガラス張りのオシャレな外観とは裏腹に積まれた本が崩れて床に散乱していたり、隙間という隙間に本がギッチリ詰め込まれていました。個人的には陳列の仕方はこちらの方が好きです!メシアン・クセナキスのCDがあったので購入。さらに探しているちくま文庫の本が大量に見つかったので、どれを買おうか悩みながらついつい長居。そんな間も店主はずっと「タイガー&ドラゴン」の再放送を観ながらレジで「しじみしょうが」を食べていました。会計後の「ありがとう!」という言葉と、お釣りをチョンと返す所作がとても格好良かったです。
また行きたい本屋が2箇所増えました。